米雇用統計(19.11月)
2019年12月8日

こんばんは。鹿男です。
12月6日(金)に米国雇用統計が発表されたので、さらっと見ていきたいと思います。
【非農業部門就業者数】
10月: (予想)8.5万人 (結果)12.8万人
11月: (予想)18.0万人 (結果)26.6万人
【失業率】
10月: (予想)3.6万人 (結果)3.6万人
11月: (予想)3.6万人 (結果)3.5万人
数字や図から見ても分かるとおり、新たに職を手にした人が増え、職を失った人が減りました。特に今回非農業雇用者数は市場予想のおよそ1.5倍という驚異的な結果となりました。11月だけを見れば、アメリカの経済はまさしく右肩上がりに順調と言えるのではないでしょうか。
一方で、恐れられているのが中国との貿易摩擦問題(関税)についてです。なぜなら、今回、アメリカは中国に対し厳しい姿勢を見せながらも、これだけの結果を残した訳ですから、アメリカが貿易摩擦の交渉において、下手に出る必要が無いことを証明したことにもなります。
つまり、今後トランプが中国との関税合意に強気に出る可能性が高く、そうなるとまた為替や株が大幅に動くことになります。(12月15日に中国に対し追加関税が発動する予定です。なお、TBSNEWSによると中国側は歩み寄ろうとしているようですが・・・トランプの決断はいかに!)
【結論】
11月の雇用統計は結果としては良かったものの、今後の米中貿易戦争のトランプ大統領の動きに注目です。(基本常に注目しておかなければならない懸案事項)
BYE